写真って、とても手放しにくい物の一つですよね。
まずは、人の「顔」が写っているから。(人形なども、同じ理由で手放しにくいですね)
それに写真には思い出も絡んできますし、手放したらもう、二度と手に入らないものですからね~。
だからといって、一括りに「写真は一枚も手放さない!」と、頑なに思い込んでいるのもまた、
現在の暮らし(貴重な収納場所)を、圧迫してしまうことにもなりかねません。
写真は、過去の楽しかった思い出などを見ることによって思い出し、今の暮らしで幸せを感じたり、より良く生きるためのツールです。
なので、「写真ッ!」とひとくくりにしてしまうのではなく、まずは分けて、選び取り、優先順位をつけてみるのはお勧めです。
それも手放すものから選ぶのではなく、自分が大切にしたい想い出から選び取り、
もう今の自分に不要かなと思えるものは、自分が納得できるやり方で、後悔なく手放せるのが一番ですよね。
写真は、全て保管しておく必要はない、と割り切る。
以前、片付けにお伺いした方のお宅に、昔のシートに挟み込むタイプの重たいアルバムが、何十冊も床に置きっぱなしになっていたことがありました。
聞いてみると、そのアルバムは全部自分たちのものではなく祖父母以前の方たちが残していたもので、自分ではどうしていいか判断できずに、とりあえず部屋の隅に置いてあるとのことでした。
お気持ちは、とてもよく分かります・・・。
それらの写真は、大切なご先祖様たちが生きた証といいますか、手放してしまったら、もう二度と手に入れることはできませんしね。
その方たちに「これ、どうしたらいい?」と聞けたらよいのですが、それもできません。
ただ、このまま置いておいても、どうしようもないのは事実で。
このまま放置し続ければ、今度は自分の子供たちが(もう誰だか分からない人たちの写真アルバムを)、引き継ぐことになってしまいます。
ご先祖様たちも、自分たちのアルバムが、そんな風に大切な家族を困らせてしまうなんて思ってもいなかったはず。
(そんなアルバムのことはもういいから、自分たちの人生を大切にしてね)って、思っているのではないでしょうか。
そんな時は、「お焚き上げ」という方法があります。
↓『みんなのお焚き上げ』
大切にしたい、という想いを尊重しつつも手放す方法として、一番抵抗なくできるのではないかと思います。
そして手放す前に、もしまた見返したい写真が中にあるとしたら、アルバムからはがすのではなく、アルバムに貼った状態のまま接写して、データとして残しておくのが良いかと思います。(はがしてしまうとボロボロになる可能性もありますしね)
また、近くに神社やお寺があるのでしたら、そちらで引き取ってくれる可能性もあります。
トップの写真は、高松市の石清尾八幡宮。
こちらでお聞きしてみたところ、写真やアルバムのお焚き上げも、随時受け付けてくださるそうです。
段ボールいっぱいに、アルバムを詰めて持って来られる方もいらっしゃったそうですよ。
(詳しくは、事前にお問合せしてからお持ち込みください)
そんな、具体的な事例も交えながら、写真整理の一歩を踏み出していただけるような講座を、オンラインで開催いたします。
◆3月20日(木祝)10時~12時
お申込みは、3月13日(木)まで!
お早めにお申込みください。
また、実際に手を動かして写真の整理を進めていきたい方に、毎月月末ごろに、写真の整理もくもく会も開催していきます。
◆3月29日(土)14時~15時
◆4月29日(火祝)14時~15時
こちらは、講座を受けた方も受けていない方も、どなたでもご参加いただけます。
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写真の整理って、片付けの中でもラスボス!
なかなか難しいものです。
だからこそ、まずは思考の整理をしてから、自分の写真整理のゴールに向かって作業を進めていくのが、近道ではないかと思います。
写真が整理できると、心がスッキリ、軽くなりますよ〜!
一緒に、頑張りましょうー(^o^)/